結論から書きます。品川区デジタル商品券(第2回)の申込が、2026年9月15日(火)10時に始まりました。締切は10月5日(月)23時59分。1口5,000円で6,000円分、プレミアム率20%、1人8口まで。ここまでは他所でも読めます。
この記事で先にお伝えしたいのは、その先にある一行です。品川区は公式ページに「複数口当選した場合、全口購入する必要があります。当選口数を下回って購入することはできませんので、申込時に気をつけて下さい」と書いています。PayPay側も「複数口当選した場合、一度に購入する必要があります。分けて購入することはできません」。つまり8口で申し込んで8口当たれば、10月25日までに40,000円を一度に払うことになります。当選後に5口へ減らす、半分だけ買う、といった調整はできません。
だから申込画面で最初に決めるのは「いくらお得になるか」ではなく、「当選したら10月25日までに一度に払える額はいくらか」です。以下、その判断に必要な数字と日付だけを、公式の一次情報から整理します。
品川区デジタル商品券(第2回)の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレミアム率 | 20%(1口5,000円 → 6,000円分) |
| 券種の内訳 | A券(デジタル専用店舗利用券)3,500円分 + B券(デジタル全加盟店舗利用券)2,500円分 |
| 申込期間 | 2026年9月15日(火)10:00 〜 10月5日(月)23:59 |
| 申込上限 | 1人8口まで(40,000円で48,000円分) |
| 販売方式 | 抽選(先着順ではない)。申込は1人1回のみ有効 |
| 当選発表 | 2026年10月13日(火)午前10時以降(メール・アプリ内で通知) |
| 販売(購入)期間 | 当選発表後 〜 10月25日(月)23:59 |
| 使用期限 | 購入後 〜 2027年2月28日(日)23:59 |
| 対象者 | 品川区在住の12歳以上(PayPayの本人確認が必要) |
| 発行規模 | 販売額5億円(10万口)・発行総額6億円分 |
数値はPayPay公式ページと品川区公式ページ(更新日 令和8年9月10日)の双方で一致を確認しています。施策の詳細は品川区デジタル商品券(第2回)の詳細ページにもまとめました。
口数別・支払う額と受け取る額
申込画面では口数を選びます。当選後に払う金額と、手元に入る券の内訳は下の通りです。A券の列を見てください。額面の約58%は「中小店舗でしか使えないお金」です。
| 口数 | 支払う額 | 受け取る額 | うちA券(中小店舗のみ) | うちB券(大型店も可) | 上乗せ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1口 | 5,000円 | 6,000円分 | 3,500円分 | 2,500円分 | +1,000円 |
| 2口 | 10,000円 | 12,000円分 | 7,000円分 | 5,000円分 | +2,000円 |
| 4口 | 20,000円 | 24,000円分 | 14,000円分 | 10,000円分 | +4,000円 |
| 6口 | 30,000円 | 36,000円分 | 21,000円分 | 15,000円分 | +6,000円 |
| 8口 | 40,000円 | 48,000円分 | 28,000円分 | 20,000円分 | +8,000円 |
8口満額なら8,000円の上乗せ。悪くない数字です。ただしその裏側で、28,000円分を商店街の個人店・飲食店で、2027年2月28日までに使い切るという宿題が付いてきます。武蔵小山パルムや戸越銀座を日常の買い物圏にしている方なら5か月で十分に消化できますが、平日は職場の近くで済ませ、週末はアトレや大型スーパーでまとめ買い、という生活だとA券だけが残ります。
編集部の判断をひとつ書きます。「いくらまで当たってほしいか」ではなく、「A券の列の金額を、2月末までに区内の個店で使い切れるか」で口数を決めるほうが確実です。プレミアム分を取りに行って失効させたら、20%どころか元本を削ることになります。
10月の品川区は、商品券が3つ同時に動く
今回いちばん見落とされやすいのは、10月に予定が密集していることです。品川区は今年度、紙の商品券とデジタル商品券を並行して実施しており、その結果、10月13日から10月25日までの13日間は「第1回を使い切る」「紙を買う」「第2回を買う」が同時に走ります。
| 日付 | 何が起きるか | 対象 |
|---|---|---|
| 10月5日(月)23:59 | デジタル第2回の申込締切 | これから申し込む人 |
| 10月9日(金)〜10月22日(木) | 紙の商品券(秋)の一次販売 | 9月14日までに申し込んだ人 |
| 10月13日(火)10:00〜 | デジタル第2回の当選発表・購入開始 | 申し込んだ人 |
| 10月25日(月)23:59 | デジタル第2回の購入期限(買わなければ当選は失効) | 当選した人 |
| 10月31日(土)23:59 | デジタル第1回の使用期限 | 第1回を買った人 |
| 2027年2月28日(日)23:59 | 紙(秋)とデジタル第2回の使用期限 | 両方 |
第1回に当選して、A券がまだ数千円ぶん残っている——心当たりがあるなら、申し込む前にPayPayアプリのウォレットを開いてください。第1回の期限は10月31日で、第2回の購入期限10月25日とほぼ重なります。第1回の残高を10月に消化しながら、同じ月に第2回の代金を一括で払う。この二重負担を月初に見積もっておかないと、10月後半に「第1回を捨てるか、第2回を諦めるか」の二択になりかねません。第1回の条件は第1回の詳細ページで確認できます。
正直に書くと、第1回の残高が1万円近く残っている方に、いきなり8口はおすすめしません。まず10月中に第1回を使い切れるかを数え、その上で第2回の口数を決める。順序を逆にしないことです。
A券とB券の違い──「大型店だけで6,000円分」は使い切れない
1口は2券種のセットで、バラ売りはありません。違いは使える店の範囲です。
| 券種 | 金額 | 使える店 |
|---|---|---|
| A券(デジタル専用店舗利用券) | 3,500円分 | 対象店舗のうち指定の店舗(中小店舗)のみ |
| B券(デジタル全加盟店舗利用券) | 2,500円分 | 大型店を含む対象店舗の全店 |
支払い時は利用範囲の狭いA券から自動で適用されます(PayPay商品券の優先支払いは初期設定で有効)。A券で足りなければB券、それでも足りなければPayPay残高またはPayPayクレジットに回ります。この順番のおかげで、商店街で買い物をしていれば自然とA券から減っていきます。逆に大型店ばかりで使うとB券だけが消え、A券が期限まで残ります。
なお品川区は、対象店舗リストを品川・大崎・大井・荏原・八潮の5地区に分けたPDFで公開していますが、判定は令和8年4月時点のもの。区自身も、リストはあくまで参考であり、実際の参加店舗はPayPayのホームページやアプリで確認するよう案内しています。イトーヨーカドー大井町店やアトレのような大型商業施設は、施設単位ではなくテナントごとに扱いが分かれることがあるため、購入前に店舗で確認するのが確実です。PayPay自体の仕組みはPayPayの解説ページにまとめています。
商品券で買えないもの
- 公共料金・税金の支払い、行政機関への手数料
- 保険適用の医薬品や治療費
- たばこ
- 有価証券・商品券・プリペイドカード・切手・印紙・官製はがき・ごみ処理券など換金性の高いもの
- 大手コンビニ・一部大手チェーン店舗
- 自動販売機・券売機での支払い(一部例外店舗あり)
- オンライン注文(レジでの支払いのみ対象)
申込前に済ませること──本人確認と、対面ブースの日程
申込にはPayPayの本人確認(eKYC)が必須です。マイナンバーカード、運転免許証または運転経歴証明書、在留カード、特別永住者証明書のいずれか1点が要ります。品川区は「購入申込受付期間中は本人確認に1週間程度かかる場合があるのでお早めに」と明記しています。PayPay側の案内では、ICチップ読み取りでの申請なら最短当日、それ以外は数日程度。10月5日から逆算すると、遅くとも9月末までには手をつけておきたいところです。第1回に申し込んだ方は本人確認済みなので、そのまま申し込めます。
アプリの操作が不安な方向けに、区は予約不要の相談ブースを設置しています。申込期間中に残っている日程は次の通りです。
| 日程 | 会場 | 時間 |
|---|---|---|
| 9月15日(火)・16日(水) | イトーヨーカドー大井町店 地下1階(大井1-3-6) | 10:00〜17:00 |
| 9月17日(木)・18日(金) | 中小企業センター1階ロビー(西品川1-28-3) | 9:00〜17:00 |
| 9月24日(木) | 中小企業センター1階ロビー | 9:00〜17:00 |
| 9月25日(金) | 八潮地域センター(八潮5-10-27) | 9:00〜17:00 |
| 9月28日(月)〜10月2日(金) | 中小企業センター1階ロビー | 9:00〜17:00 |
| 10月5日(月) | 中小企業センター1階ロビー | 9:00〜17:00 |
この表を眺めていて気づくことがあります。9月19日(土)から23日(水・秋分の日)までのシルバーウィーク5連休は、ブースが開きません。離れて暮らす親の申込を手伝おうと連休の帰省を当てにしていると、当日になって相談先がない。手伝うなら連休前の9月17日・18日か、連休明けの9月24日以降に予定を寄せてください。専用コールセンター(0120-925-510・平日9時〜18時)も土日祝は休みです。
紙の商品券との違い──申込は9月14日で終わっています
品川区にはもう一系統、品川区商店街連合会が販売する紙の「プレミアム付 品川区内共通商品券」があります。秋の分の申込受付は令和8年9月14日(月)必着で終了しました。今日から新たに申し込めるのはデジタル第2回だけ、というのが9月15日時点の状況です。
| 比較軸 | 紙(区内共通商品券・秋) | デジタル第2回(PayPay) |
|---|---|---|
| 申込 | 9月1日〜9月14日必着(終了) | 9月15日10時〜10月5日 |
| 対象者 | 品川区内在住・在勤の方 | 品川区在住の12歳以上 |
| 価格 | 1冊10,000円 → 12,000円分(500円券24枚) | 1口5,000円 → 6,000円分 |
| 上限 | 1人4冊(総数5万冊) | 1人8口 |
| 大型店 | 基本的に使えない | B券2,500円分は使える |
| お釣り | 出ない(500円単位で使い切る) | お釣りの概念がなく、残高として1円単位で減る |
| 販売・購入 | 10月9日〜10月22日(購入ハガキ持参) | 10月13日〜10月25日(アプリ) |
| 使用期限 | 2027年2月28日 | 2027年2月28日 |
紙は区内在住だけでなく在勤の方も申し込めたのが大きな違いでした。品川区に通勤している区外在住の方にとって、今回のデジタル第2回は対象外です。紙は区内の約1,600店(大型店を除く)に加え、都内提携タクシー7社・区内郵便局・しながわ水族館でも使えます。来年の春の回に備えるなら、品川区商店街連合会の公式ページを早めに見ておくといいでしょう。
よくある質問
Q. 申し込んだあとで口数を変えられますか?
申込期間中(10月5日まで)であれば、PayPayアプリの申込完了画面から口数の変更ができます。ただし申込期間を過ぎてからの変更はできず、申込内容のキャンセルも受け付けられません。変更できるのは申込中だけ、当選後は減らせない——この二段構えを覚えておいてください。
Q. 当選したのに買わなかったらどうなりますか?
10月25日23時59分の購入期限までに購入しなければ、当選者としての権利は失効します。購入は任意なので違約金などはありませんが、その口は他の人に回りません。なお区は、販売期間終了後に一定数の売れ残りがあった場合、2次販売を行う予定があるとしています(実施が決まれば区ホームページや広報しながわで告知)。
Q. 抽選は先着順ですか?
先着順ではありません。申込者多数の場合は抽選となり、申し込んだ口数の一部だけが当選する、あるいは落選することがあります。10月5日の締切に間に合えば、初日に申し込んでも最終日に申し込んでも条件は同じです。
Q. 支払いにはどの残高が使えますか?
購入時はPayPay残高(マネー/マネーライト)、PayPayクレジット、PayPayポイントが使えます。ただし商品券購入時の支払いはPayPayステップの対象外です。また、商品券で支払った分は他のポイント還元キャンペーンの対象外になります(残高やクレジットと併用した場合、その併用分のみポイント付与の対象)。
Q. 家族の分もまとめて申し込めますか?
申込は1人1回、1つのPayPayアカウント単位です。12歳以上であれば家族それぞれが自分のアカウントで本人確認をして申し込む必要があります。人数分の本人確認を今から進める場合、審査に1週間程度かかることを見込んで動いてください。
まとめ
- 申込は9月15日10時〜10月5日23時59分。抽選で、先着順ではない
- 当選口数は減らして買えない。申込口数は「10月25日までに一度に払える額」で決める
- 1口6,000円分のうち3,500円分(A券)は中小店舗専用。使い切る場所を先に思い浮かべる
- 第1回の残高がある人は、10月31日の期限と第2回の購入が重なることを月初に見積もる
- 本人確認(eKYC)は1週間程度かかる場合あり。9月末までに済ませる
- 相談ブースは5連休(9/19〜23)は休み。手伝うなら9/17・18か9/24以降
品川区以外の関東の状況は2026年9月の関東・自治体Pay総点検に、同じ月に申込が締め切られる東京都東久留米市の商品券は東久留米33%商品券の申込ガイドにまとめています。還元率だけで施策を選ぶと損をする理由は上限額で選ぶ9月の支払いで扱いました。あわせて、東京都内の実施中の施策は東京都のキャンペーン一覧、月別の一覧は2026年9月のカレンダーと2026年10月のカレンダーから、締切が近いものは終了間近の施策から確認できます。
制度の内容・期間・条件は変更される場合があります。申込前に公式ページで最新の情報をご確認ください。
出典
- PayPay「品川区デジタル商品券(第2回)」(申込期間・口数上限・当選発表・販売期間・使用期限・券種・対象者)
- 品川区「令和8年度品川区プレミアム付デジタル商品券」(更新日 令和8年9月10日。販売額・全口購入の条件・第1回の利用期限・相談ブース日程・コールセンター)
- PayPay「品川区デジタル商品券(第1回)」
- 品川区商店街連合会「プレミアム付 品川区内共通商品券」(紙の申込期間・販売価格・冊数・使える店)
